よくある質問
FAQ

よくある質問

Q

テクノストラクチャーは木造ですか?鉄骨造ですか?

A

テクノストラクチャーは、梁に木と鉄の複合梁「テクノビーム」を使用していますが、建築基準法や登記等の扱いとしては木造に属しており、(財)日本住宅・木材技術センターの「木造住宅合理化システム認定」を受けています。

Q

テクノストラクチャーの住宅の保証体制は?

A

テクノストラクチャーによる住宅は、瑕疵保険に登録するよう義務付けられております。これは、住宅の瑕疵「構造上の問題や雨漏れ等の欠陥」を完成後10年間保証する制度です。

Q

テクノストラクチャーの建築可能な規模(面積・階数)は?

A

テクノストラクチャーでは、面積は最大1500㎡、階数は3階建まで建築可能です。建築条件等によりますので、あらかじめご相談ください。

Q

テクノストラクチャーで店舗付住宅は建てられますか?

A

対応可能な面積・階数の範囲内であれば、建築可能です。床の重量により、2階以上の階を店舗にすることができないなどの場合がございますので、あらかじめご相談ください。

Q

テクノストラクチャーで増築は可能ですか?

A

テクノストラクチャーで増改築することは可能です。ただし、新築時に実施した構造計算内容ならびにその結果の保証書は、増改築により建物が変わるため無効となります。ご注意ください。

Q

なぜ木と鉄の複合梁なのですか?木と鉄を複合させても大丈夫なのですか?(音、熱膨張、床鳴り)

A

木には、生育してきた縦向きには強く、横向きには弱いといった特性があります。つまり柱のように木を縦向きに使う場合には十分な強度が期待できますが、梁のように横向きに使う場合は強度が不足しがちになるため、鉄骨を取り入れています。鉄骨を芯材に上下を木(集成材)で挟んでいるのは、床や壁の取付けなどの現場加工をしやすくするためです。

テクノビームの鉄骨木材の熱膨張率には差があり、通常の環境下での温度差内(-20℃~60℃)では、1mあたり0.3mm程度の変位差が生じますが、構造上は問題ありません。

Q

木と鉄はどうやって接着しているのですか?

A

テクノビームの上下端に接合している木材は、鉄骨部に対して約200mm間隔でビス接合しています。弊社では梁の配置設計を棟別に行い、梁への荷重が過度にならないようにしています。
また、実験により、梁の変形する大きな荷重を加えても、木材の破壊よりもビス接合部が先行して破壊しないことを確認しています。尚、これは鉄骨と木材の熱膨張率の差による変位差も十分に吸収できる仕様としています。

Q

テクノビームは錆びないのですか?

A

テクノビームの芯材となる軽量H形鋼には、防錆性能に優れた溶融亜鉛めっき処理を施しており、住宅性能表示制度における劣化対策等級3(最高等級)防錆基準をクリアしています。鉄骨に万が一すり傷程度の傷が付いた場合でも、溶融亜鉛メッキの犠牲防蝕作用が働きます。犠牲防蝕作用とは、鉄素地が露出した場所で、溶融亜鉛メッキが鉄よりも先に反応して緻密な保護被膜をつくことを言い、亜鉛が鉄そのものを錆びから守ります。

Q

テクノビームは結露しませんか?

A

結露防止のために、壁体内に入った湿気を外に排出するための壁体内通気構法を採用し、テクノビームへの断熱を以下の通りに行っています。(1)外周部(2階テクノビーム):ロックウールのボード状の断熱材を現場で施工します。(2)持出しバルコニー部分:持出したテクノビームをロックウールのボード状の断熱材で包み、また、バルコニーの床、軒を繊維系断熱材で覆い、冷たい熱が室内に引込まれないような措置を取っています。(3)持出しバルコニーと室内の境界:現場施工でのウレタン吹付け、あるいは工場で発泡系の断熱材を施工し、断熱の強化を行っています。
※ 地域や断熱等の条件により仕様が異なる場合があります。

Q

テクノストラクチャーの構造計算はどのようなものですか?

A

テクノストラクチャーの構造計算は単なる壁量計算ではなく、パナソニックがテクノストラクチャーの部材・構造にあわせて開発した、独自の構造計算システム「自動躯体設計システム」に基づいて行っています。一棟一棟異なるプランや地域条件を加味した上で、プランニングされた構造体の強度が確保されているかをチェックしています。

Q

テクノストラクチャーは、耐震等級はいくつですか?

A

お客様のご要望に応じて住宅性能表示制度の耐震等級1~3に対応できます。耐震等級1は建築基準法レベルに相当し、数字が大きいほど耐震性が増します。(等級2は等級1で耐えうる地震力の1.25倍の力に対して倒壊や崩壊をしない程度を示し、等級3は1.5倍の力に耐えられることを示します。)
ただし、耐震等級を上げることで間取りに制約がでたり、建設コストが上昇する場合もあります。詳しくはお問合せください。

Q

実大耐震実験の住宅は耐震等級はいくつですか?

A

実大耐震実験を行ったのは、阪神淡路大震災のあった平成7年です。このころの建築基準法はまだ平成10年改正前の旧基準であり、住宅性能表示制度を打ち出した住宅品確法は制定前でした。現在の等級に置きかえますと、耐震等級1並みとお考えください。

Q

3階建てでも自由な間取りは可能ですか?3階建ての場合、軒高、階高は、どれくらいまで対応可能でしょうか?

A

3階建てでもご要望を反映した設計が可能です。ただし、建物の形状や壁の配置等によっては、より安全性を追求するために間取りが制限される場合もあります。
3階建ての高さ設定は、建築基準法での木造建築物の基準である建築物最高高さ13m以下、建築物最高軒高さ9m以下の範囲で対応しています。テクノストラクチャーはテクノビーム(梁)による「横架材勝ち」の構成で、「通し柱」がないため、3階建ての場合は柱長さが最大2.94m、上下の横架材間距離(柱長さ)は各階でそれぞれ一種類です。

Q

防火地域ですが、3階建を建てることはできますか?

A

耐火構造の国土交通大臣認定により、テクノストラクチャーで耐火建築物への対応が可能です。防火地域でも述べ床100㎡を超える住宅や、3階建て以上の建物が建築可能なほか、耐火建築物規制のある特殊建築物(高齢者施設や児童福祉施設など)の建設も可能です。

Q

テクノストラクチャーの住宅は火災保険の扱いは何構造ですか?省令準耐火構造とすることはできますか?

A

テクノストラクチャーは木造ですので、基本的には在来木造と同じ「H構造」ですが、省令準耐火構造仕様とすることも可能です。詳しくはお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。